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メールの件名次第で開封率は大きく変わる!件名作成のポイントを解説

メールの件名次第で開封率は大きく変わる!件名作成のポイントを解説

はじめに

ビジネスメールやメールマーケティングにおいて、最初に目にする件名次第で開封率は大きく変わると言われています。件名作成時のポイントとして、ビジネスマナーやルールへの配慮はもちろん、興味を惹き開封されやすい件名であることや、「迷惑メール」と勘違いされない件名であることが大切です。ここでは、メールの件名を作成する時の基本的なルールから、開封率改善につながる件名のポイントについて解説します。

メールの件名作成時の基本的なマナー

まず、メールの件名を作成するうえでの基本となるポイントを紹介します。

メール件名=「テーマ」「要約」「趣旨」

メールの件名は、本文の「テーマ」「要約」「趣旨」を表すものです。メール受信者が、件名を見ただけでメールの内容を推測できることが好ましいでしょう。よくある間違いとして、「メール本文内の最初の文を件名にしてしまう」「過度に抽象的な件名にしてしまう」といったものがあります。たとえば、以下のような件名です。



○本文の一文目を件名にしてしまう

「先日はありがとうございました」

「突然のメールで失礼いたします」



○具体性に欠ける表現を使用する

「先日の会議の件につきまして」

「次回のご依頼の件につきまして」

「次回のキャンペーンにつきまして」

このような件名は、一見すると間違いではないように感じます。しかし、受信者が内容を瞬時に思い浮かべられない可能性があるのです。件名の作成時には、以下のように「数値」や「日時」を交えた作成がおすすめです。

「先日の会議の件につきまして」 ⇒「6/26開催の定例会議につきまして」

「次回のご依頼の件につきまして」⇒「8月ご依頼予定のお仕事につきまして」

「次回のキャンペーンにつきまして」⇒「9月開催予定のポイントアップキャンペーン」

また、「すごい」「とても大きい」などの抽象的な表現もメールの件名に適していません。

受信者は具体性のある情報に魅力を感じるため、抽象的な表現を使う場合は「20%アップ」など具体性を補完するような文言を併記するようにしましょう。

冒頭15〜20文字に要点が収まるようにする

件名は、受信ボックスで確認できる文字数で訴求することも大切です。件名の文字数が多いと全文がきちんと表示されず、一番訴求したいポイントが伝わらなかったということにもなりかねません。利用するメールクライアントにもよりますが、PCの場合は大体30〜40文字ほど、スマートフォンでは15〜25文字ほどしか表示されません。最近はスマートフォンでメールを確認することも多いので、件名の冒頭15~20文字程度に訴求ポイントをおき、メール一覧で見た瞬間に興味・関心を抱いてもらえるような工夫をしましょう。

「緊急」や「重要」などは頻繁に使用しない

「大至急確認してください」「緊急のご連絡です」といった件名の場合、相手に対しこのメールの重要度を一目で伝えることが可能です。ただし、「緊急」「重大」といった緊急性を煽るようなワードを乱発してしまうと、受信者から虚偽や誇張と受け取られて不快感を与えてしまう可能性があります。その結果、受信者からの信用を失い、開封率の低下やメールの受信自体を拒否されるリスクがあります。

開封されやすいメールの件名を作成するポイント

ここでは特にメールマーケティングにおいて、開封されやすいメールの件名を作成するために意識すべき3つのポイントを解説します。

インセンティブとメリットの訴求

件名作成の基本的なルールでも触れたように、メールの件名は「数値」などを用いて具体性を持たせることが大切です。たとえば、キャンペーン情報を送信する場合には、「いつまでに、どういったインセンティブが発生するか」などを明確に表します。

「お好きなサンプル3個を無料プレゼント 6/11まで10周年キャンペーン」

このように数値を使うことで受信者のインセンティブやメリットが明確になり、訴求力がアップします。ただし、誇張や虚偽表示は信頼を損なう行為ですから、絶対に避けるようにしましょう。

ターゲットのペルソナ/ニーズを想定

ペルソナとは、「自社商品やサービスを購入する象徴的な顧客象」のことです。メール作成時にもペルソナを想定することで、受信者の置かれている状況やニーズを想像しやすくなり、相手が興味・関心を持ちやすい内容や件名に最適化することができます。ターゲットごとにペルソナを設定することで、メールの開封率やその他の指標においても向上へと繋がるでしょう。

企業目線ではなく顧客目線

メールの件名が「企業側として何をするか」ではなく「顧客側が何を受け取るか」という視点になっているかもチェックしてみてください。下記は目線による件名の違いを表したものです。



○企業目線の件名

「○週年キャンペーン実施中 7/11まで2割引き」



○顧客目線の件名

「会員限定 コスメ製品が全品2割引き ○週年キャンペーン」

企業目線の件名は「キャンペーンの概要」を記したものに過ぎません。これに対し、顧客目線の件名は冒頭部分で「どういった条件で・何を受け取れるか」といった受信者のニーズに対するメリットが明確になっています。こうした工夫により、受信者も「開封してみようかな」という気持ちになりやすくなるでしょう。

迷惑メール判定されないためにメールの件名で避けるべきポイント

ここまでの内容は、あくまでも「メールが正常に届いていること」を前提としています。しかし、メール自体が届かなければせっかく工夫した件名も威力を発揮しません。つまり、「いかに迷惑メール判定されないか」も件名作成時の重要なポイントなのです。以下は、迷惑メール判定のリスクがある件名をまとめたものです。作成時の参考にしてみてください。

迷惑メール判定のリスクがある件名



○内容とギャップが激しい件名

いわゆる「誇張」「虚偽表示」と受け取られる可能性のある件名です。たとえば、件名で「かならずもらえる!」といった文言を使っているにも関わらず、実際のメールは無料プレゼントとはまったく関係のない内容であると、受信者からの信用を失い、場合によっては受信者か迷惑メール」として通報されるリスクがあります。



○不自然に短く口語調の件名

「すぐ連絡ください」「明日まで必ず受け取ってください」など、スパムメール事業者が頻繁に使用するようなワードを用いた件名は、迷惑メールフィルターに検知されるリスクがあります。



○環境依存・機種依存文字が含まれる件名

記号や絵文字など、環境・機種に依存した文字列が含まれる件名も、迷惑メール判定を受けるリスクがあります。また、受信側のデバイスの文字コード(文字を認識するための数値)では正しく認識されず、文字化けをしてしまいます。☆や♪などの記号を多用した装飾を控え、できるだけテキストのみのシンプルな件名を作成するようにしましょう。

mailscore

まとめ

本稿では、メールの件名を作成するにあたっておさえておくべきルールやマナー、ノウハウを紹介してきました。とくにメールマーケティングにおいては、開封率を上げるためにも、件名でいかにコンパクトに具体的な訴求を行えるかがポイントです。「数値によって顧客目線のインセンティブを提示する」「信頼を損なう表現を多用しない」といったポイントを意識しつつ、受信者がつい開封したくなるような件名を作成するように心がけましょう。

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